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浅草で三兄弟の魅力に参る

7月22日 ~個性あふれる蕎麦三兄弟~

久しぶりに浅草のおざわに行ってきました。
法事か、黒い服の団体さんが前を歩いていたのでまさかこの人たちも…と思いドキッとしましたが、すぐ近くの老舗どぜう屋に入って行くのを確認して安心してしまいました。

この日はどうしても冷やかけが食べたくなってしまったのです。
いてもたってもいられないなら、さっさと立ちあがって電車に乗ってしまえば良いのです。

されば素敵な時間が待っているのですよ。
おざわ

「冷やかけお願いします。」
いや、しかしその前に目に留まってしまったので…。
獺祭の発泡酒をグラスで。
おざわ

お酒だけでは寂しいので(謎)頂いたのはこちら。
蒸された卵焼きは最後の甘味としても楽しめそうですね^^
山芋豆腐なる一品は次回のお楽しみにとっておくことにしました。
おざわ

蕎麦は九一と生粉打ちで散々迷いました。
あまりに悩みすぎたのか、注文をとったのに出し忘れていたのではないかと女将さんが慌てて確認しに来てくださったほど決めるのに時間がかかってしまいました(笑)。

生粉打ちしか食べたことがなかったので、この日初めての九一の蕎麦を。
葱おろしの冷やかけでお願いしました。梅干は今回はナシです。

丸く盛られたおろしと惜しげもなくタップリと入る葱。
シャキシャキとして、どちらかといえば蕎麦を噛んで食べる方の小マメはこの葱と蕎麦の異なる食感が大好きです。
おざわ
初めは別々に食べて、徐々に大根おろしと海苔、
葱を混ぜながら蕎麦と絡めていきます。
おざわ

蕎麦だけなら山葵をちょい乗せで。
おざわ
生粉打ちよりさらに細切りの蕎麦は具と汁と絡みがよく、今度はシンプルにざるでもう一枚食べたくなってしまいます。
我慢しましたけれど(笑)
食べ終わったあと、暑さで参った体は清涼感に満たされました。

蕎麦の最後は蕎麦湯。
蕎麦湯を飲むのにきちんと猪口を出してくださる、もちろん最後まで飲みきってしまいます。
おざわ

もぐもぐ太打ち もちもち生粉打ち つるつるざる
悩ましいかな、この三兄弟のお蕎麦たち。

次回はオリジナルでこんなコースに仕立てようかな、というのが出来上がっているのです。
食いしん坊は大いに結構なこと、おざわさんの蕎麦たちが
そんな小マメ太郎を待っているような気がします。

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| お蕎麦 | 22:43 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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笑顔が集う

7月21日 ~お祝いはみんなで~

※ご一緒した皆さんにはお礼も遅くなり、本当に申し訳ありません!

夢八さんの本の出版祝い、九段下大川やにて。
この日は総勢7人で楽しい祝賀会となりました。
祝い蕎麦

夢八さんと花まきさんは一足早くお店に入り、冷えたビールで乾杯しています。
がじゅさんと待ち合わせした小マメも席に着き枝豆とお茶を飲みながら皆さんの到着を待ちました。
さいとうさん、なかやんさんも集合して一度乾杯!
なかやんさんとは初めてお会いします。
優しい笑顔を耐やさないなかやんさん、夢八さんにサインを貰おうとサインペンを購入してました!

がじゅ。さんと先日訪れた大川や、ぬか漬けの盛り合わせはがじゅさんお気に入りの一品です。
祝い蕎麦

祝い蕎麦

酔流亭さんが来るまでは…とはいかず(笑)九平次や田酒を飲みながら
祝い蕎麦

汁も美味しい鴨がき、夢八さんと花まきさんがオススメする一品。
蕎麦湯でのばして飲みたかった!
祝い蕎麦

がじゅさんお好みはそばがき、蕎麦汁や醤油と色々な食べ方を楽しんでいました。
祝い蕎麦

地鶏の塩焼きはやわらかく、そのまま一口、七味をかけてまた一口。
祝い蕎麦


酔流亭さんも合流し、全員揃ったところで改めて
「出版おめでとうございます!」と乾杯しました。

一人ではこの本はここまで書けなかった、と夢八さん。
人と人の巡りあわせとは何とも不思議なもの。
皆さんが良い関係をつくられて、感謝の気持ちで満たされてきます。
そうなるとますます美味しく感じられるお酒や料理に話も弾み
祝い蕎麦
万願寺唐辛子の海老しんじょ詰め、掻揚げも追加で。
祝い蕎麦


お酒も色々頼みましたが失念…「作」「宗玄」は何とか覚えていますが(汗)
「大七」も飲みましたか?酔流亭さん…。
間にさいとうさん、がじゅさんは田舎蕎麦を一枚づつ頂きます。
思い思いに味わい、同じ話を楽しんで…。

他のお客さんが頼まれて、これもいこう!と鴨サラダ。
きれいな桃色の鴨肉と盛り付けが衆目の的に。
祝い蕎麦


散々盛り上がったメンバーですが、一同に静まったのは蕎麦が出てきたとき。
先ほどまで賑やかだったテーブルが波打つように静まったので
思わず周りのお客さんが驚いて見たのを小マメは知っています(笑)。
祝い蕎麦
一枚先に田舎を食べたさいとうさんはせいろを、
がじゅさんも田舎追加で皆さんで一斉に蕎麦に取り掛かりました。
祝い蕎麦
じっくりかみ締しめて味わいたいところですが、どうにも気持ちがせっついてしまいます(苦笑)。
前回せいろを頂きましたが、より香りを感じる田舎がお気に入り。
花まきさんもそれを楽しんでいました。
祝い蕎麦

この日はご主人の大川さんがお店に出られて、お客さんの蕎麦を食べる嬉しそうな表情を見ていました。
ご主人に見送っていただき、最後は道端で皆で記念撮影会(?)を。

帰りは市谷駅組と九段下組で別れます。
がじゅさんと小マメの九段下組はコンサート帰りの人混みに巻き込まれながらも蕎麦を通じて出会ったの喜びを語り合いました。
何事にも代えがたい、坂道を上がりながら駅でさよならするまでそんなことを話していました。

改めて夢八さんにお祝いの言葉を…。

出版、おめでとうございます!

祝い蕎麦

そして、いつも仲良くさせていただいている皆さんにも
「これからもどうぞよろしくお願いします!」

| 独り言 | 18:52 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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再びの…

7月16日 ~台風去って感激な思い再び~

本当は前日に行こうと思っていたのに、蕎麦好き魂も強い風雨には勝てなかったのです。
7月に絶対に行くと決めていたから台風一過の晴れ間を逃すわけにはいきません。
理想としては7月7日の七夕の日に「満天」を頂きたかった…。

「満天」
そうです、目的のお店は

浅川


前橋の浅川さん!

前回は緑色だった大きな暖簾は初夏にぴったりな白に変わっています。
浅川


ここまできたタクシーの運転手さんもたまに食べに行くそうで、
この日は残念ながら一足違い、お昼ご飯を食べてしまったと言っていました。
あの看板を見た瞬間に嬉しさが込み上げてくるのがわかります。

駐車場は満車、きっと厨房も大忙し…。

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| お蕎麦 | 22:11 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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酔い良い舟酔い

7月11日 ~空・海・陸~


大塚の駅には初めて降りました。
この日は夢八さんの本でもご紹介されている岩舟です。
駅前とは聞いていましたが、目の前過ぎてわが目を疑ってしまいます。
岩舟

カウンターに座るとお酒がズラリと並んで誘惑してきます。
夢八さんが来るまでゆっくりとお先に頂くことに…。

利き酒、渡舟とあけぼのの2種類に揚げ蕎麦をつまみます。
週中に蕎麦屋でお酒を傾けるなぞ自分も随分と贅沢になったものです(笑)。
岩舟

外を見れば都電が走っているのが見えます。
昨年、今年と春の飛鳥山を訪れたときのことを思い出しました。
季節はもう夏、桜を見たのはつい先日のことだと思ったのですが…。

丁度後ろのテーブル席では男の子がお母さんと2人、蕎麦を食べています。
「作ってくれたものは大事大事にに食べなさい」とお母さん。これほど素晴らしい食育はないだろうと男の子が羨ましくなってしまいました。

お酒と一緒に、こちらはトロリとした京湯葉刺し。
京湯葉…京都は今週祇園祭りが始まります。近づいてくる台風に祭りはどうなるのかとつい考えてしまいます。
20070715213732.jpg
本当は夢八さんに残して置くつもりでしたが、気がついたら皿の上は綺麗になってしまいました。ゴメンナサイ…

明日葉のお浸し、なかなか普段食べることのない野菜を注文。
ほんのりとした苦味があります。
岩舟


暫くして夢八さんが到着されました。岩舟の三点盛り、これにお酒を合わせます。
岩舟

季節のお酒は「蛍舟」。おかめとひょっとこの杯が可愛くて…。
岩舟

夢八さんの旅行の話を聞きながらイチオシのやまと芋の揚出しを頂きます。
ふわりトロリの揚げ出しには海老が隠れていて、
和食専門店さながらの絶品料理にお箸が動きっぱなしになってしまうのでした。
岩舟

柔らかな鴨肉と葱にパラリと山椒をかけて。ますますお酒も進みます…。
岩舟


「今日は金曜日のような気分ですね」

本当にそうだと良いのですが、花の金曜日は明後日なのです(笑)
「週中のこのひと時で明日へのやる気を蓄えて、金曜日は週末の予定を考えれば…」
こんな調子で行くと毎週水曜日、夜蕎麦が定着してしまうかもしれません。
岩舟

狐の中に葱味噌を挟んで。鴨も狐も葱を背負って美味しい一品に。
岩舟

小マメ太郎、ワガママを言ってコチラ。
しっとりとした甘すぎない味が美味しい出汁巻き玉子です。
楽しく話しているとあっという間に無くなる料理とお酒。
岩舟

途中で岩舟のご主人が出てきてくださいました。
本の写真で拝見したとおり優しい物腰の柔らかい方です。
丁度に著者・モデル・読者と揃ったことになりました(笑)

地鶏南蛮は夢八さんが頼まれました。柔らかそうな肉は大きく旨味がかけ汁に染み出しているようです。
岩舟

おろしせいろは小マメです。
細切りで喉越しのいい綺麗に切られた蕎麦が名物の舟形の蒸篭に盛られてきました。
岩舟

蕎麦湯を入れて、汁のもうひとつのお楽しみです。
岩舟

岩舟


岩舟で渡舟、蛍舟、舟形蒸篭となんとも気持ちの良い舟酔いです。
空の旅を終えた夢八さん、路面電車が目の前を走るお店で今度は舟旅となりました。

またなりたいと思う舟酔い、きっと間を空けずに乗ってしまうかも知れません。この長旅なら大歓迎です。

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明日は渡れる

7月6日 ~前夜祭は下町で 蕎麦の境界線~


暫くの間蕎麦が食べられなくなる、と夢八さんが嘆く。
明日の七夕には機上の身となるのです。

ほんの数日の間とはいえ、蕎麦屋すら見かけない場所に行くようで、この日は食べ納め(?)として浅草は駒形のお店に集合しました。
駒形

予定より仕事が長引いてだいぶをお待たせしてしまいました。
ビールと板わさで一杯やっている姿が粋な夢八さんです。

お酒は鉄瓶で
駒形
「今日の昼も蕎麦だった」というので本格的に食べ溜めのようです。
昼夜蕎麦とは心底羨ましい…。

お酒と一緒に焼き海苔・月見芋を注文。
駒形

思いっきりかき混ぜて海苔に巻いてパクリと食べるとこれがまた美味しいのです。
駒形

先日出版された本、これから行きたいお店などゆっくり飲みながら会話が弾みます。

鍋に入って出てきたのは…
駒形

一口サイズの蕎麦掻きが入ったものでした。
土佐醤油と蕎麦汁いずれかの選択が出来きるので、土佐醤油をお願いしました。
薬味は刻み海苔・鰹節、タップリの湯に浮かぶ蕎麦掻きは
まるで贅沢なお風呂に浸かっているようです(笑)
つるんとしているので捕まえるのも一苦労。
駒形

ここでお酒を追加、グラスも新たに乾杯。
駒形

鉄鍋に乗せられて鴨は葱と一緒にやって来ました。
駒形

焦げ目も麗しい葱と鴨…。濃い目の味にお酒もすすみます。
駒形

いつもの調子でのんびりと楽しんでいると
「ラストオーダーですが…」と遠慮がちに声を掛けられました。
周りを見るとどうやら最後の客らしかったのです。
意外な時間の早さに驚きつつも蕎麦を決めなければなりません。

この日はレモン・紫蘇・更科・せいろ・いなかがありました。
「5色まであるね」と夢八さん。しかし流石にお腹に余裕がありませんでした。
せいろといなかの2色をお願いします。
駒形
四角いせいろにもられた蕎麦。下方がいなか・上がせいろです。
会津のあたりじゃないかな、という夢八さん。聞けばドンピシャリ!

最後の食事として存分に楽しめるたおやかなせいろ、
いなかも程よいコシで食べながら何だかほう…っとしてしまいます。
駒形
蕎麦の境界線、両方をいっぺんに取って食べることも出来ますね。
サラっと蕎麦湯を飲んで最後の客もお帰りです。


蕎麦屋を出た後に浸る余韻とはいつも心地よいと思うのです。
駅に向かいながら、数日の間の夢八さんが食べられない分は
小マメが引き受けようと心にコッソリ誓いをたてます。

駒形

旅の安全をお参りしつつ、この週末は小マメ太郎は蕎麦屋から祝杯を挙げる予定に。

そうです、7月6日の今日は前夜祭だったのです。
七夕と、海の向こうのお祝いの2つ。

駒形橋のようにいつも渡れる橋が天の川に隔てられた2人にもあればいいと思うのですが…。

橋の袂より明日のお祝いを申し上げます。

| お蕎麦 | 22:16 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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朝散歩のその後

7月1日 ~矢川の三種の蕎麦~

ツバメを見たその日のお昼、矢川の素朴庵。
花まきさん、エルムさん、夢八さんと4人のお昼ご飯です。
(勿論お酒つき)
日曜のお昼からゆるゆるとお酒を飲みながらのんびりする方があまりいないようで
周りは回転が早いのです。

木の看板がお出迎え
素朴庵

エルムさんと初めてお会いしたのが国立のきょうや、
鴨鍋を囲んだのは冬だから季節の移り変わりというのは早いものです。
素朴庵

なんと鴨鍋が夏でもあるというので「夏の鴨鍋もいいですね」という声も…。
出汁の染み出る玉子焼きに心弾む瞬間です。
素朴庵

種類豊富な漬物、長芋なども。
素朴庵

イクラのしょうゆ漬け、器とのコントラストが素敵です。
エルムさんが頼まれた焼酎の蕎麦湯割りにはゆずの皮が一欠けら、
香りが良さそうでした。
素朴庵

大きい掻き揚げ。海老や貝柱がゴロっと入って食べ応えがあり、
サクサクの衣と上はモチモチの生麩です。
素朴庵

三種ある蕎麦、先に更科を二人前注文しました。
素朴庵
まばゆい白さ、暑かったこの日に涼しさを運んでくるような更科。
細切りのプルリとする蕎麦は思いの外量がたっぷりありました。

暫くして出してくださったのは蕎麦の後の最後の甘味。
まだまだ頼むつもりでしたから、甘味には少し待ってもらう事にします。
追加注文したらきっとビックリされるだろうなぁ…と思いつつ
素朴庵

せいろと田舎を同じく二人前でお願いしました。
素朴庵
せいろ・田舎は並べてみるとこの違い。
素朴庵
こちらも見事な細切りなので、さらに蕎麦の粒々感が主張してくるようでこれが楽しいのです。
やや平たくザラっとしたせいろに、それをさらに顕著にした田舎と
この日は三種の食べ比べが出来ました。

さすがにもうお腹はいっぱいです…。

が、帰りの車内では早くも洋菓子の話題に花まきさんと
あれやこれやと盛り上がってしまいました。
別腹ならぬ別脳でしょう。
手土産にするのに最適なお菓子は?ということから
次回開催の夢八さんの出版祝いまで、
甘味に蕎麦…こんなときばかりは小マメ太郎の頭は
いつになくフル回転で働くのでした。

とても楽しい贅沢なお昼ごはん。
朝も昼も充実感いっぱいの一日で新しい月は始まりました。






| お蕎麦 | 12:36 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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低空飛行

ここの所、週末は早朝の散歩が欠かせなくなってきている。

涼しいうちに家をでても、歩いているうちに太陽が段々と気温を上昇させるので
帰ったころには汗ばむほど。

晴れた日に歩くのも気持ちのよいものですが、
この日は朝からドンヨリとした曇り空。
梅雨の時期なのだから…と納得させてブラブラと出掛けることに。

あくまでも散歩だから、のんびり歩いているとウォーキングの人にどんどん追い越されてしまうし。

犬と散歩させている人と同じくらいのペースで歩いていると
目の前を黒い飛行体が横切っていく。



ツバメだ!


ツバメが低空で飛ぶときは決まって天気が悪い。
好んで食べる虫がそんな時に低いところにいるから、というのが理由のよう。

軒先の巣や小ツバメの鳴き声、
幼稚園のバスが来るまでの間に友達と見上げていたことを思い出した。

この日、多くすれ違ったのは人間ではなくて黒くて小さな天気予報士。



数時間後にはまたとびっきりの素敵なひと時が待っている、

今週の日曜日はこんな感じ。



ツバメ



| 散歩 | 09:40 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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